ここる cocoru -passerelle jets-

オキマキ(アリエマキ)

2013/07/06[土] - 2013/07/28[日]
Reception; 2013/07/06[土] 18:00-
MORI YU GALLERY TOKYO

 「POPINPOS 人に言ってはならない事、隠しておかなければならない秘密、ゆるせないこと。 大切な事。すべてはPopinposに送り込まれる。 だれも入ることができない。だれでも通り過ぎることができる。 いつまでも生き続ける、どこにもない所。 」Okimaki

 「ここる」とは、ココ マキの開発した動詞である。
「ここ」にある「Popinpos」の公用語であり、 フランス語にすると活用形は Je cocore, Tu cocores, Il cocore, nous cocorons, Vous cocorez, Ils cocorent となり、 コラボレーション、コミュニケーションの「Co 二乗」となるように、ある人の希望を、二人または皆でプロジェクトとして具体化するという意味である。

 また日本語で、「心」と「ここ」(場所)に直接作用するという
意味も含め、身体の存在する「ここ」の土地、物、身体、 すべてを含めた「環境」に直接関わるという、共同作業である。
今回、「ここる」という雑誌の出版も企画している、ココ マキの、研究発表展となる。
-Passerelle Jets- 本来動くはずのない、存在するはずのないタラップがどこかにつながり、そこは時空を超えて私たちを変えていく。

展示される絵画群は、一つ一つが全く別の物語の一画面(または動画)であって、それらの物語は、展示場で語られることはなく、Popinpos界に存在する。

絵画タイトルは作品の説明ではなく、呪文のようなもので、それ自体の作用は、タイトルを読む人次第の捉え方で、まったく自由なものである。