セツとマツ改

前田吉彦

2009/07/04[土] - 2009/07/25[土]
Reception; 2009/07/04[土] 18:00
MORI YU GALLERY TOKYO

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くしのひら

 きパンクシ

 けむるラモーン

 ズをむすび

 もりとまつと

 うちあはせ 






前田は東北大学大学院の金属工学を中途退学し、京都市立芸術大学に入学、修士まで彫刻を学びました。 その後、ベルリンに留学。そこで日々食べてきたパスタやバナナ、パンを作品に取り入れ作品づくりをしてきました。 たとえば毎日毎日食べるバナナについている青いシールを集め、木彫のバナナの表面全体をそのシールで埋め尽くした 作品。また厚めにスライスした食パンをミミの部分だけを残して器のように見立て、乾燥させ、自作のガラスケースに収めた 作品は、「かみ」への貢物のように美しいまでの印象を含みつつ、我々にすこしだけの笑みをもたらします。  前田は言葉遊びを駆使しながら、「もの」と「もの」、「こと」と「こと」、「こと」と「もの」を縦横無尽につないでいきます。まさに それは連歌師か錬金術師のようです。 今回は3.8mの巨大な櫛がメイン。その櫛は真っ二つに割れている。まるで鯵ならぬ、櫛の開き。すべて手作業でつくられる彫刻。 割れた櫛の中身はパン粉。みなさんは、前田が作り出す新しい「こと」や「もの」に驚き、共感されることでしょう。 東京での初個展是非ご高覧下さい。